こんにちは、ちゃくまです。
昨年の秋に「硬筆書写技能検定 準2級」を受験し、僕のペン字ライフはさらにステップアップを続けています。
パイロットのペン習字通信講座を受講し、全日本ペン書道展への応募を経験したことで「さらに上を目指したい!」という思いが強くなりました。
そこで今回、次なる目標として「硬筆書写技能検定 2級」に挑戦してきました。
👧「どんな風に勉強を進めればいいの?」
👨「準2級と何が違うの?」
という疑問にお答えできるよう、硬筆2級の受験体験をとことんリアルに詳しくまとめました。
ちゃくまペン字を始めて1~2年くらいの人向けの記事だよ!
・2級受験者はどんな学習をしていたか
・2級受験者の答案
・当日はどんなハプニングが起きうるのか



受験前に自分が「これ知りたかったな」と思ってた情報を盛り込んだよ!是非参考にしてね。
硬筆書写技能検定(ペン字検定)の試験とは?


👩「そもそも硬筆書写技能検定って何?」
👦「合格すると何が嬉しいの?」
まずは、そもそも硬筆書写技能検定とはどんなものかを簡単に紹介します。



1分で読めるように要点だけをまとめたよ!
検定の基本情報
書写技能検定の運営は、日本書写技能検定協会が実施する検定です。
1964年にペン字検定の名称でスタートしました。1990年に現在の名称に変更され、現在までに硬筆だけでも延べ1,000万人が受験しています。
毛筆と硬筆があり、いずれかを受験することができます。
| 主催 | 一般財団法人 日本書写技能検定協会 |
| 級位 | 6級・5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級 |
| 取得方法 | 実技・理論に関して各級ごとに設定された合格点以上の成績をおさめること |
| 試験日程 | 年3回 |
| 試験会場 | 全国各地の試験会場で一斉実施 |
| 受験資格 | 年齢・学歴などの制限なく誰でも受験可 |
| 試験内容 (2級) | 試験時間:90分 審査基準:硬筆書写の専門的技術及び知識をもって書くことができる。 受験費用:4,000円 合格率(令和6年):51.5% |
人気の理由:唯一の文部科学省後援の検定試験
他のペン字の級位と違い、文部科学省後援の検定試験ですから公的性があります。
合格すれば資格として『○年第○回文部科学省後援硬筆・毛筆書写技能検定○級合格』と履歴書に書くことができます。
また特定の大学などで、入試の際の合否判定で優遇、または一定の点数が加算、増加単位として認定してもらえます。



色々とメリットがあるんだね!
2級の想定受験者は高校生~社会人で、合格率は約5割
硬筆書写技能検定は難易度によって6級から1級まで、8つのレベルに分けられています。
2級は上から3つ目、やや難しめの級位という位置づけです。
合格率は年度によりますが5割程度です。経験者がしっかり準備して臨めば、決して合格が不可能ではない試験といえます。



実際の問題の例は、教会の公式サイトから見られるよ!
想定されている受験者は高校生、大学生、一般社会人です。僕が受験した時は、社会人がほとんどというイメージでした。
2級試験に向けて取り組んだこと


👦「試験日までにどんな勉強をすればいいの?」
👩「オススメの問題集は?」
ここからは僕が実際にどのような学習をしたのかについて詳しくご紹介します。



あくまでも一つの例だよ!参考にしてみてね
使った教材は2つのみ:がくぶんテキスト、過去問
硬筆書写技能検定の準備をするにあたって、様々な市販のテキスト・問題集があります。





上の記事は3級の紹介だけど、市販のどのテキストも2級用のものもあるよ!
僕の場合、試験に申し込んだのは試験日からちょうど2カ月前でした。
- 受験申込日:4月11日
- 試験日:6月21日
- 試験対策期間:10週間(70日)
がくぶんの「日ペンのボールペン習字講座」は既に昨年の11月に終了。その後はパイロットのペン習字を続けていましたがこちらも4月に終了。
これまでにユーキャン、がくぶん、パイロットを受講してきましたが、2級に向けてはがくぶんのテキストを使って学習しようと決めました。
その理由は、下記3つです。
- 書風が好き
- 2級での実技問題で出るひらがな、カタカナ、漢字、行書までカバーしている
- 硬筆新辞典で様々な漢字の楷書/行書の形を練習できる



がくぶんの本格的な美しい書風が気に入ったのが一番の理由!
がくぶんのテキストではひらがなから行書まで幅広く学べるので、これさえやっておけば実技試験の基礎は安心です。
一方、2級の試験ではさまざまな常用漢字が出題されます。楷書と行書の形を網羅的に学ぶには、がくぶんの通信講座に付属する硬筆新辞典を使うのがおすすめです。



テキストだけでは練習できない漢字もあるので、僕は硬筆新辞典の常用漢字を1ページ目から順番に練習したよ!
一方で、合格にはペン字の基礎力をつけるだけではなく、試験問題に慣れることも必要です。
そこで前回の準2級受験時に購入した公式問題集を使いました。
準2級と2級が一緒になっている一冊です。準2級の過去問は計3回収録されており、問題に慣れるにはピッタリです。
部首や書き順などの解説がされているので、理論問題対策としても使えます。
- 日ペンのボールペン習字講座のテキスト
- ペン字の基礎力をつけるため
- 公式過去問題集(準2級・2級)
- 問題に慣れるため
- 理論問題のインプットのため
【基礎固め】がくぶんテキストで「ひらがな」「漢字」「行書」を計3周
受験を決めて最初の数日で、まずは日本書写技能検定協会のホームページにて試験内容を確認しました。
2級の試験問題は全部で10問、実技と理論に分かれています。
実際に字を書く実技問題は準2級と同じくひらがな・カタカナ・英数字・行書を書く問題であり、がくぶんのテキストで十分に対応可能と考えました。



実技の試験内容は準2級と2級とで大きくは変わらない!
とはいえがくぶんのテキストを普通に取り組むだけでは不十分で、
🐻「書いてみたこの漢字、バランス悪い…」
🐻「この漢字の行書ってどう書くんだっけ?」
特にお手本を見ずに漢字の形をきれいに整えることに苦労しました。
どうしても過去に学んだことを忘れてしまうので、準2級のときと同じく、試験までにひらがな~行書までのがくぶんテキストを3周しました。



この反復練習が実力UPにめちゃくちゃ効いたよ!
がくぶんの「日ペンのボールペン習字講座」は、無料で資料請求ができます。
僕もやってみましたが面倒な営業電話などもこないので、まずは資料請求だけ申し込んで、資料が届いてから受講するか考えるのがオススメです。
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【問題への慣れ】過去問を毎週末に1年分取り組む
試験日に向け、実際の試験問題に慣れるために過去問に取り組むことはとても大事です。
2級の問題は準2級とほぼ同じですが、一部内容が異なるものもあります。



準2級と違うところは赤で書いてるよ!
2級実技問題
| 内容 | |
| 問1 | 速書き 制限時間内に与えられた125字程度の文章を書く問題(準2級より5文字程度長い) |
| 問2 | 漢字 二字熟語5つを楷書と行書で縦に書く問題(マス目はない) |
| 問3 | 漢字仮名交じり(縦書き) 50字程度の漢字仮名交じり文を縦書きで書く問題 |
| 問4 | 漢字仮名交じり(横書き) 65字程度の漢字仮名交じり文を横書きで各問題 |
| 問5 | はがきの通信文 官製はがきと同じ大きさのわく内に90字程度の通信文を体裁よく書く問題(準2級より10時程度長い) |
| 問6 | 掲示 課題で示されている複数の項目を横書きの掲示文として書く問題 |
実技問題で準2級と大きく変わるのは、問2「漢字」です。
準2級では1文字ずつに正方形のマス目があります。一方2級では縦長の枠があるだけです。
2字熟語×5の10文字を見た目よく配置する必要がありますので、準2級よりも難易度がぐっと上がります。



問1「速書き」と問5「はがき通信文」では書く字数が少し増えるけど、そこまで大きな違いではないね
理論問題
| 内容 | |
| 問7 | 漢字の筆順 漢字の筆順を答える問題 |
| 問8 | A:旧字体を読む (準2級にはない問題) 旧字体を常用漢字にしたものを選択肢から選ぶ問題 B:書写体を読む (準2級にはない問題) 書写体を常用漢字にしたものを選択肢から選ぶ問題 |
| 問9 | A:草書を読む 草書で書かれた漢字の熟語について、楷書でかいたものがどれかを選ぶ問題 B:平仮名の字源 平仮名の字源となった漢字を選ぶ問題 C:漢字の部分の名称 漢字を構成する部分の名称を答える問題 |
| 問10 | 漢字の字体 常用漢字の字体からみたときの正誤を答える問題 |
3級と同じく、理論問題はインプットに少し時間をかければかなり余裕をもって合格点を取れます。
理論問題では問8に旧字体と書写体を読む問題があります。この問題は準2級にはありません。
しかし旧字体と書写体を全て覚えるのは現実的ではありません。
過去問を数年分見てみると、繰り返し出題されている旧字体・書写体があります。僕はこの頻出の旧字体・書写体のみを覚えて試験に臨みました。
例えば、以下のような字です。





まずは過去問で出た問題だけを覚えてしまおう!
2級の問題の内容を踏まえ、やはり集中して対策すべきは実技問題です。
そこで試験日までの2か月間、実技問題を毎週末に解くことにしました。過去問は3年分しかないので、4週目以降は同じ問題を解くことになります。



繰り返し過去問を解いているとケアレスミスしやすい箇所も分かってくるし、自信もつくよ!
【苦手問題の克服】準2級の試験結果から問4を集中して練習
👩「自分は何が苦手なんだろう」
👦「どの問題をもっと練習すべきか分からない」
そんな悩みには、過去に受けた試験結果を活用するのがオススメです。
試験結果には問ごとの点数が載っているので、自分の得意・不得意が分かります。



下は僕の準二級のときの結果だよ!


問4だけが合格ラインを下回っています。問4について自分で思い返してみると、
- 横書きの中心を揃えるのが苦手
- 英数字を書くのが苦手
- 横書きの左右余白を揃えるのが苦手
など、確かに横書きには苦手感があります。



苦手が分かれば、そこを集中して練習できるね!
そこで過去問の中でも、横書きを特に繰り返して練習をしました。
2級のレベルは?前日に書いた実技問題を公開


過去問を見ても模範解答が載っているだけで、実際に2級を受験した人がどれくらいの答案なのか、イメージつかないですよね。
そこでここでは、僕が試験直前の最後に解いた答案を公開していきます。



問6だけは残してなかったけど、イメージは伝わると思うよ!
実技問題:問1~問6
問1. 速書き


問2. 漢字、第3問. 縦書き漢字仮名交じり文


問4. 横書き漢字仮名交じり文


問5. はがきの通信文


理論問題:問7~問10
試験の数日前に解いた最後の過去問では
問7:10問中 7問正解
問8A:5問中 5問正解
問8B:5問中 5問正解
問9A:5問中 5問正解
問9B:5問中 5問正解
問9C:5問中 4問正解
問10:20問中 17問正解
全体で50問中43点(正答率86%)でした。
準2級の合格のボーダーラインは正答率74%(600点中295点)なので、ある程度余裕があり安心しました。
試験当日のレポート


準備も万端、いよいよ試験本番日!
ここからは、当日の朝から試験終了までのリアルな状況を解説していきます。



本番の雰囲気って独特だよね…
【起床~試験会場】少し早めに最寄り駅について軽く手を動かす
受験日は2025年の6月21日(日)、会場は準2級のときと同じく埼玉県さいたま共済会館です。
試験開始は午前10時で、会場は9時半から入れます。



会場が遠いと結構早起きしないといけないから注意!
下記記事の通り、前々回の3級、前回の準2級受験時は最初の第1問の早書きで緊張のため手が震えて思った通りに書けませんでした。
いろいろと原因と対策を考えましたが、正直これといった解決策は見つからないまま当日に。。
ウォーミングアップだけはしっかりすべく、前回と同じく、少し早めの9時頃に最寄りの浦和駅に着き早書きの過去問を解きました。
コーヒーも飲んでリラックス、気合いを入れて、いざ会場へ向かいました。
【会場到着~試験開始】用意してた「気を付けることリスト」を見返す
会場までは駅から徒歩10分程、迷うことなく到着しました。
教室は2部屋あり、受験番号をチェックして片方の部屋に入ります。
長机が全部で40台ほど。受験者は1級から6級までで計50人程度、2級の受験者は5人でした。



3級~1級の受験者は長机1個につき1人、6級~4級の受験者は長机1個に2人だったよ
着席して、まだ試験開始まで20分ほど時間があったので、事前に用意していた「気をつけることリスト」を見返しました。
そこに書いていたのは、
- 急がず落ち着く
- 誤字を絶対にしないよう、一文字ずつ確認する
これは、これまで過去問などを解く中で自分が間違えやすく、犯してしまうと合格が遠のいてしまう致命的ミスです。
特に誤字は、問1以外の実技問題では減点につながります。試験時間は90分で余裕があるので、一文字ずつ確認を徹底しようと思っていました。
【試験開始】手の震え、再び。。
トイレを済ませて水を飲み、筆記用具を用意して10分前には席に着きました。
時間になると試験管から回答冊子、マークシート、下書き用の紙が配られました。
まずは4分間の早書き。最初の1分で文章を読んで書き間違えしそうな漢字も把握し、いよいよ試験開始!



!!
手が震えて全然いつも通りに書けない。。(3度目)
前回、前々回と全く同じように、やっぱり手の震えが起きてしまいました。
手の震えを無理やりおさえて、出来る限り字を整えるように頑張り、なんとか問1を時間内に書き終えることができました。



緊張で震えてしまうので、どんなに準備をしても無駄な気がしてきた。。
この震えは僕だけなのでしょうか。。他にも同じような症状の人がいないか気になります。
問1は最後まで書ききらないと最低点になってしまいます。もしこのようなハプニングが起きても、何が何でも最後まで書ききるようにしましょう。
【試験中】気になったこと・役立ち情報
これまで3回試験を受けた中で、実際に会場で受けたからこそ気づいたことがたくさんあります。
これから受験を考えている人は、是非チェックしてみてください。
下敷き使用は強く推奨!
掲示の問題はペンの種類で見た目が大きく変わる。オススメはPILOTのPermanent Marker 100
ボールペンはインク残量を事前に必ずチェックすべし!
3級、準2級のときには僕は下敷きを使っていませんでした。しかし試験中に机のデコボコのせいで線が曲がってしまい、悔いの残る結果に。
周りを見ても半数以上の受験者が下敷きを使っていました。



普段から下敷きを使って練習して慣れておくとよいよ!
部屋によっては寒かったりするので、羽織れる上着はもっていくべき
会場によっては机がグラグラして書きにくい
会場によっては机が高すぎる or 低すぎる
今回の2級受験時にいちばんヒヤヒヤしたのは開場の机です。
よくある二人掛けの長机だったのですが、試験前に字を少し試し書きしてみるとめちゃくちゃグラグラ!早書きを書こうにも揺れてしまって書きづらいことこの上ない状態でした。
試験開始までの短い時間の試行錯誤の結果、机のキャスター部分と天板裏との間に右脚をはさみ、ぐっと力を入れて固定すると少しましになりました。



ハプニングがあるかもなので、早めに会場に入って自分の机周りをチェックしておくとよいね
またこれは仕方がないのですが、会場の机の高さは、自分がいつも練習している机と同じとは限りません。
カフェや図書館など、自分の家以外の色々な場所で字を書く練習をしておくとこのような机の高さの差にも対応しやすいかもしれませんね。
問題冊子の確認の時間があるので、問1の黙読は実際は1分以上できる
問2~問5の回答用紙は冊子になっている
90分は意外と短い。丁寧に解いていると時間ギリギリになる
2級の試験時間は準2級と同じ90分の一方で、試験の量としては準2級よりもやや増加しています。
硬筆書写技能検定は、問題を解き終われば途中退出が可能です。
しかし僕の受験した6月の試験では2級の受験者は5人いましたが、うち4人が最後まで残っていました。見直しも含めると、僕も終了3分前に解き終わりました。



過去問を解くときも時間を測っておいて、試験時間の感覚を持っておくとよいよ!
まとめ:試験に向けた日々の練習で大きく成長できた!


今回は2か月という十分な準備期間があったので、試験を機に、基礎からしっかりと学び直すことができました。
この2か月間がくぶんのテキストを繰り返すことで自分でも驚くくらい実力が上がったことがなにより嬉しいです。
ペン字の練習は地味で、どうしてもモチベーションを保つのが難しいときもあります。
そんな時は、硬筆書写技能検定などの試験を受けてみることをオススメします。目標に向けて頑張れば、実力もどんどんついていきます。
また、モチベーションを保つもう一つの方法は1人ではなく伴走者と一緒に走ることです。がくぶんなどの通信講座では、添削や質問を通じてプロの講師から強力なサポートをもらえます。
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コツコツと日々の学習を継続していれば、必ず良い結果がついてくるよ!頑張ろう!






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