【ペン字】ボールペンより万年筆を使うべき人は？万年筆メリット４選を解説

自分の書いた字を見るたびにそう思います。コンプレックスを解消すべく今年からユーキャンのペン字を継続中です！

ペン字・習字ではボールペンを使っている人が多いですが、人によっては万年筆を使う方がメリットが多いケースもあります。

この記事ではペン字・習字の練習に万年筆を使うメリットを、ペン字を学ぶ中で感じた実感ベースでご紹介します。

この記事を読むと分かること

・意外と知らない、万年筆とボールペンの違い
・字の練習で万年筆を使うメリット４選
・万年筆を使うのは敷居が高い？大変？

万年筆とボールペンの違いを比較

そもそも万年筆はどのような筆記具なのでしょうか？ペン字で使われることが多いボールペンと

• 使いやすさ
• 書き心地
• メンテナンス・耐久性

の３点で比較してみましょう。

	ボールペン	万年筆
使いやすさ	軽い	高級感
書き心地	均一な字幅	スムーズ
メンテナンス性 耐久性	耐久性高い	メンテ要

ボールペンの特徴を詳しく

使いやすさ：軽く、どこでも使いやすいという利便性が特徴です。普段使いに向いており、手軽に取り出して書くことができます。

書き心地：インクがボールによって転がされる仕組みで、筆圧を書けることでインクが出て、均一な字幅の線を書くことができます。

メンテナンス・耐久性：シンプルな構造のため、非常に耐久性があります。特別なメンテナンスを必要としません。インクの詰まりが起きた場合も簡単に交換すれば済みます。

万年筆の特徴を詳しく

使いやすさ：高級感があり、書くこと自体が贅沢な体験になります。デザインが洗練されており、所有する喜びも感じられます。特にデスクワークや書き物が多い方に人気です。

書き心地：万年筆はインクがペン先を通ることにより書かれます。滑らかさと柔らかさが特徴で、重みがあります。力を入れずにスムーズに書けるので長時間書いても手が疲れにくい特徴があります。

メンテナンス・耐久性：ペン先が壊れやすく、インクの詰まりを防ぐために定期的なメンテナンスが必要です。

ボールペンと万年筆、どっちを使うのがよいの？

ボールペンと万年筆は構造や特徴は大きく異なるため、何を求めるものによってどちらがよいかは変わります。

万年筆はボールペンに比べると値段が高くメンテナンスも必要ですが、書く時間を贅沢に楽しみたいという人には万年筆はうってつけの筆記具です。

万年筆がオススメなのは、、

・書くことを楽しみたい人
・濃淡のある美文字を目指している人
・疲れずに長時間書きたい人
・手書きの感覚を大切にしたい人
・手入れを楽しめる人
・高級感や特別感を求める人

ペン字の練習に万年筆を使ったときに得られるメリット４選

ペン字に万年筆を使うと得られるメリットはいくつもありますが、主なものは以下４つです。

・字の上達が早い
・きれいな線が書ける
・書いていて疲れにくい
・ペン字学習のモチベーションが高まる

① 字の上達が早い

万年筆のペン先は柔軟なので、筆圧で少ししなります。このしなりによって紙とペン先が接している感触を手にダイレクトに感じます。

日本語をきれいに書くには、「とめ・はね・はらい」の練習が必要ですが、ペンとの一体感を得られると、より精密なペン先のコントロールができ「とめ・はね・はらい」の上達につながります。

② きれいな線が書ける

万年筆はインクがペン先から均等に供給されるため、力を入れなくても滑らかに線が書け、美しい文字を形作りやすくなります。

また筆圧を調整することで、細い線や太い線が書くこともできます。

③ 書いていて疲れにくい

万年筆は軽い筆圧でインクがスムーズに流れるため、力を入れずに書くことができます。これにより手が疲れにくく、長時間書いても手首や指に負担がかかりません。

司法書士や弁理士などの国家資格の論文試験では、筆記用具はボールペンか万年筆のみ許されていますが、疲れず・早く・長時間書けるため、多くの合格者が万年筆を使っています。

④ ペン字学習のモチベーションが高まる

万年筆はインクの流れが滑らかで、文字を書く時にてに感じる気持ちよさを知ると書くこと自体が楽しくなり、もっと字を書きたくなります。

また、万年筆は「インク沼」と言われるほどに様々な美しいインクがあります。どの色を使おうか選ぶ楽しさも、モチベーションになります。

万年筆を使い始めるときによくあるQ&A

「万年筆がペン字に最適なのは分かった」
「でも、今まで使ったことないしよく分からない、、」

こんな疑問を解消すべく、よくある質問に回答していきます。

Q : 万年筆はボールペンに比べて値段が高いし、使うのに敷居が高いのでは？

万年筆といっても値段もピンキリです。

今は値段が安く品質も非常によいものが日本もメーカーからも発売されており、敷居の高さは全くありません。

例えば入門編としておすすめなのは、パイロットのカクノです。1,000円とリーズナブルながら非常に書き味もよく、ペン字にはもってこいです。

カクノはグッドデザイン賞やキッズデザイン賞の審査委員長特別賞を受賞しています。「万年筆とのはじめての出会いが、大切なものとなるように」との思いから、様々な工夫が施されています。

そのうちの1つが、ペン先にある笑顔マークです（めちゃかわいい）

お気に入りの顔を選ぶのも楽しみです。ペン字の練習中も、彼らかいるなら頑張れそうですね！

おすすめの入門編万年筆はこちらの記事で紹介しています。

Q : 手入れが難しそう

万年筆は毎日使っていればインクが固まることもほぼないので、毎日の特段の手入れは不要です。

インクを入れ替えたりするときなど、数か月に1回水洗いする程度で十分です。

一方で長期間使わないとインクが固まってしまうため、洗浄等のメンテナンスが必要になってきます。洗浄も基本は水を使って誰でも簡単にできるものなので、専門的な知識も必要ありません。

詳しくはこちらの記事にて紹介しています。

Q: 扱うのが難しく、すぐに壊れそう

万年筆はボールペンなどに比べると確かに機構は複雑であり、ペン先はぶつけるなどすると簡単に変形してしまいます。

しかしそれさえ注意すれば、万年筆は非常に長く使うことができます。

僕も祖父が現役の時に使っていた万年筆を受けつぎ、今でも毎日特に問題なく使えています。世代を超えて受け継がれるほどに長く使えるのも万年筆の魅力です

まとめ：自分にあった筆記具を使ってペン字を練習しよう！

ボールペンと万年筆にはそれぞれの特徴があります。どちらかが必ずしも正解というわけではありません。

自分がどのようなスタイルでペン字の練習するかによって選ぶのがよいですね。

是非ともよい相棒を見つけて、充実したペン字ライフをお過ごしください！

まだペン字をはじめていないよー、という方には是非ともペン字学習をはじめてみませんか？大人になってからも始められる新しい趣味にとてもおススメです！