【ペン字】ボールペンより万年筆を使うべき人は?万年筆メリット7選を紹介

ちゃくま

字を綺麗に書きたい!!

自分の書いた字を見るたびにそう思います

小学校の6年間ずっと習字教室に通っていましたが、キレイな字を身に着けることができませんでした。コンプレックスとなってしまった字の汚さを解消すべくペン字を継続中です

ペン字・習字ではボールペンを使っている人が多いですが、実は人によっては万年筆の方がメリットがあるケースもあります。僕は万年筆をもともと持っていたということもありますが、双方のメリットを比較して万年筆で練習しています

この記事ではペン字・習字の練習に万年筆を使うメリットを、ペン字を学ぶ中で感じた実感ベースでご紹介します。あなたの字をもっと美しく、もっと魅力的にするためのヒントが満載です!

目次

万年筆とボールペンの違いを比較

万年筆にはそもそもどのような特徴があるのでしょうか?ペン字で使われることが多いボールペンと比較しながら、どのような人に万年筆が合っているのかを解説します

ちゃくま

ボールペンと万年筆の特徴をあげていくよ!

ボールペンの特徴

使いやすさ軽く、どこでも使いやすいという利便性が特徴です。普段使いに向いており、手軽に取り出して書くことができます。デザインもシンプルで、コンパクトなものからスタイリッシュなものまでさまざまです

書き心地:ボールペンはインクがボールによって転がされる仕組みで、筆圧を書けることでインクが出て、均一な字幅の線を書くことがでいます。インクの粘度が高いため乾きやすい特徴があります

メンテナンス・耐久性:ボールペンはシンプルな構造のため、非常に耐久性があります。ほとんどのボールペンは壊れにくく、特別なメンテナンスを必要としません。インクの詰まりが起きた場合も簡単に交換すれば済みます

万年筆の特徴

使いやすさ:高級感があり、書くこと自体が贅沢な体験になります。デザインが洗練されており、所有する喜びも感じられます。特にデスクワークや書き物が多い方に人気です

書き心地:万年筆はインクがペン先を通ることにより書かれます。滑らかさと柔らかさが特徴で、重みがあります。力を入れずにスムーズに書けるので長時間書いても手が疲れにくい特徴があります。

メンテナンス・耐久性:万年筆は精密な構造をしているため、ボールペンよりも慎重に取り扱う必要があります。特にペン先が壊れやすく、インクの詰まりを防ぐために定期的なメンテナンスが必要です。また、インクが乾きやすいため、定期的な使用が推奨されます

ボールペンと万年筆、どっちを使うのがよいの?

ボールペンと万年筆は、筆記具というくくりでは同じですが、その構造や特徴は大きく異なります。そのため自分の状況やペン字を練習する際に求めるものに応じて

万年筆はボールペンに比べると値段が高くメンテナンスも必要ですが、書く時間を贅沢に楽しみたいという人には万年筆はうってつけの筆記具です

具体的には

  • 書くことを楽しみたい人
  • 濃淡のある美しい筆跡を目指している人
  • 疲れずに長時間書きたい人
  • 手書きの感覚を大切にしたい人
  • 手入れを楽しめる人
  • 高級感や特別感を求める人

このような人は万年筆を使ってみるとメリットを感じることが多いかもしれません

ちゃくま

次はペン字の練習に万年筆を使うと得られるメリットを、具体的に解説していくよ!

字を練習に万年筆を使ったときに得られるメリット7選

手とペンの一体感を感じやすく、上達が早い

万年筆のペン先は柔軟で、筆圧に応じて少ししなります。このしなりによって紙とペン先が接している感触を手にダイレクトに感じることができます

日本語をきれいに書くには、「とめ・はね・はらい」の練習が必要です。ペンとの一体感を得られると、より精密なペン先のコントロールができ「とめ・はね・はらい」の上達につながります

きれいな線が書ける

万年筆はインクがペン先から均等に供給されるため、滑らかな筆跡が自然に描けます。インクの流れが安定していることで、力を入れなくても一定の線が書け、美しい文字を形作りやすくなります

また筆圧を調整することで、細い線や太い線が描ける特徴があります

書き手の筆圧や持ち方に応じて、文字の太さや濃さが変わるため、書く際の自由度が高く、自分の書きたい文字を柔軟に表現できます。この柔軟さが、上達を助ける要因になります

③ 書いていて疲れにくい

万年筆は軽い筆圧でインクがスムーズに流れるため、力を入れずに書くことができます。これにより、手が疲れにくく、長時間書いても手首や指に負担がかかりません

僕は以前弁理士試験という試験を受けました。この試験は1.5~2時間の論文試験が複数科目あります。筆記用具はボールペンか万年筆のみ許されていますが、疲れず・早く・長時間書くことができるからという理由から、合格者の多くが万年筆を使って論文試験に挑んでいます

④ ペン先が紙を滑る音や感触が心地よい

万年筆はインクの流れが滑らかで、文字を書く時にてに感じる感触は大変心地よいです

この気持ちよさを知ると書くこと自体が楽しくなり、もっと字を書きたくなります。字の練習を続けるモチベーションを高め、練習の成果を実感しやすくなります

女性初の芥川作家・中里恒子は「ま夜中に、紙をはぐ音と、万年筆の音だけが、創造の世界につながる」と、万年筆で書くことの魅力を表現しています

⑤ 準備や手入れを丁寧にするなかで心に余裕が生まれる

万年筆はボールペンとは異なり、使用前の準備や日々のメンテナンスが必要です。このような丁寧な作業は、一見手間がかかるように思えるかもしれませんが、実際には心を落ち着ける時間となります

例えば万年筆のインクを補充する際には、インクの色や種類を選ぶ楽しさがあります。またペン先を掃除する作業も、手をかけることで愛着が湧き、次に使うときの感覚が一層新鮮に感じられます

このように、万年筆の準備や手入れの時間は、単なる道具の手入れにとどまらず、自分自身と向き合う静かなひとときです。日々の忙しさの中で、ほんの少し手をかけて、自分のペンを大切にする時間を持つことで、心に余裕が生まれます

⑥ 様々なインクの色があるので選ぶのが楽しい

万年筆の魅力の一つは、何と言っても豊富なインクの種類や色のバリエーションです。万年筆は専用のインクを使用するため、色の選択肢が非常に多く、個性を反映させやすいです

例えば、定番の黒や青はもちろん、赤や緑、さらには紫、茶色、金色など、無限に近い色が揃っており、用途や気分に合わせて色を選ぶ楽しみがあります

例えば、ペン字の練習をする際には、インクの色を変えることで気分を一新したり、練習のモチベーションが上がったりします。また、日常的に使う際にも、色によって文字の印象が大きく変わるため、書類やメモを取るときに気分に合わせて色を選ぶことができます

万年筆を使い始めるときによくあるQ&A

Q : 万年筆はボールペンに比べて値段が高いし、使うのに敷居が高いのでは?

ちゃくま

万年筆は入門編だと1,000円前後のものもあるよ!

万年筆といっても値段もピンキリです。今は値段が安く品質も非常によいものが日本もメーカーからも発売されており、敷居の高さは全くありません

例えば入門編としておすすめなのは、パイロットのカクノです。1,000円とリーズナブルながら非常に書き味もよく、ペン字にはもってこいです

パイロットHPより https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/

カクノはグッドデザイン賞やキッズデザイン賞の審査委員長特別賞を受賞しています。「万年筆とのはじめての出会いが、大切なものとなるように。」との思いから、様々な工夫が施されています

そのうちの1つが、ペン先にある笑顔マークです(めちゃかわいい)

パイロットHPより https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/

お気に入りの顔を選ぶのも楽しみです。ペン字の練習中も、彼らかいるなら頑張れそうですね!

Q : 手入れが難しそう

万年筆は毎日使うことが一番の手入れ方法!

万年筆は毎日使っていればインクが固まることもほぼないので、毎日の特段の手入れは不要です。インクを入れ替えたりするときなど、数か月に1回水洗いする程度で十分です

一方で長期間使わないとインクが固まってしまうため、洗浄等のメンテナンスが必要になってきます。洗浄も基本は水を使って誰でも簡単にできるものなので、専門的な知識も必要ありません

Q: 扱うのが難しく、すぐに壊れそう

ちゃくま

ペン先はデリケートなので注意が必要。でも丁寧に使えばその名の通り一生使い続けられるよ!

万年筆はボールペンなどに比べると確かに機構は複雑であり、特にペン先はぶつけるなどすると簡単に変形してしまいます

しかしそれさえ注意すれば、万年筆は非常に長く使うことができます。僕も祖父が現役の時に使っていた万年筆を受けつぎ、今でも毎日特に問題なく使えています。世代を超えて受け継がれるほどに長く使えるのも万年筆の魅力です

祖父から受け継いだパイロットのカスタム67

まとめ:コスパならボールペン、腰を据えてなら万年筆。自分にあった筆記具を使ってペン字を練習しよう!

ボールペンと万年筆にはそれぞれの特徴があります。どちらかが必ずしも正解というわけではありません。自分がどのようなスタイルでペン字の練習するかによって選ぶのがよいですね。

是非ともよい相棒を見つけて、充実したペン字ライフをお過ごしください!

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