万年筆は家で使うだけではなく、旅行先に持っていっても楽しいですよね。景色のスケッチにつかったり滞在先から手紙を書いたり、、外出がより楽しくなります。
一方で、
「お気に入りの万年筆を傷つけず持ち運びたい」
「自分だけの万年筆ケースを作りたい」
こんなこと思ったことはないでしょうか。僕は初めて万年筆を持って旅行に行ったとき、シャーペンなどと一緒に万年筆を筆箱にいれるわけにもいかず困った記憶があります。
そこで今回は、自分だけの万年筆ケースを編み物で作る方法をご紹介します。
この記事を読むと分かること
・万年筆ケースを編み物で作るとこうなる
・万年筆ケースの編み物での作り方
・難しかった点、楽しかった点

今回は難易度は高め!
奥さんが編み物得意なので作ってもらったよ
完成したペンケース






万年筆のケース欲しい!とちゃくまの妻さんに言ったところ、
「じゃあ作ってあげるよ!」
と言って1週間後くらいには出来上がっていました。驚きです。。妻さんは子供のころから編み物が趣味で編み物歴も相当長く、かなりの腕です。



編み物出来る人は尊敬します、、凄いね!
黒をベースに白が少し入った毛糸を使っており、とてもシックな仕上がりとなっています。その中でくまの形の緑色のボタンがアクセントでかわいいです。
ペンケースを編んでみた感想3選


今回は僕自身が作ったものではないので、妻さんに作ったときの感想をインタビューしました。
作ってみた感想①:かぎ針編み経験者であれば簡単に作れる!


奥さん曰く今回のペンケースは単純な作りなので、編み物経験者であれば難しくはないとのこと。一時間くらいで作れてしまうそうです。
ちなみに僕は知らなかったのですが、編み物には
- 棒編み(セーターとかを作るとき)
- かぎ針編み(小物とかを作るとき)
の二種類の編み方があるそうです。今回のペンケースはかぎ針編みで作っています。



かぎ針編みは、先に返しがついた棒をつかうんだって!
作ってみた感想②:毛糸はそんな使わないので、残っている毛糸を有効活用できる
ペンケースはサイズが小さく、百均の毛糸ひと玉あれば十分編むことができます。
今回使った毛糸の太さは「中細」で、重さを測ってみると8g(30~40m)です。そこまで長くは毛糸を使わないので、他のものを編むのにつかった残り毛糸でも作ることができます。



太くても細くても問題ないので、お気に入りの毛糸で作れるよ!
作ってみた感想③:万年筆が落ちないように作れたのでよかった
完成したペンケースは毛糸で作っているのでふわふわです。少しくらいの衝撃があっても中にしまった万年筆をしっかり守ってくれます。
一方で妻さんは、
「フタを閉めたときにすき間から万年筆が抜けてしまわないかが少し心配だった、、」
とのことですが大丈夫でした。フタを閉めれば外にはでてきません。
一方で、完全に万年筆が密封されてはいない点に注意が必要です。水やホコリ、砂などが周りにある状態で持ち歩くと万年筆が濡れたり汚れたりしまうので気を付けましょう。
ペンケースを編む4ステップ


準備したもの
今回使ったものはこれらで全てです。かぎ編みになるのでもし持っていない方はかぎ編み針も必要になります。
ステップ1:ケースの底部分を作る


まずは底の部分から作っていきます。円形を作るときには中心から編み始め、徐々に外側に広げていきます。
中細の毛糸であれば2段(2回転分編み進めることを2段というそうです)でだいたいちょうどいい大きさになります。毛糸の太さと入れる万年筆の太さに応じて何段必要かは変わりますので、ちょうどよいサイズを目指しましょう。
ステップ2:本体部分を編み進めていく


底から続けて、万年筆が収まる本体部分に移ります。ここは円筒形なので、上の図のように螺旋を描くように編み進めていきます。
こちらも万年筆の長さによってどれくらい必要かは変わります。今回入れている万年筆は長さが12.5cmくらいですので、万年筆画すっぽり入るように本体部分は12cmにしてあります。



万年筆と同じ長さにすると取り出しずらいので、プラス0.5cmの長さにしたよ!
ステップ3:フタ部分を作る


本体部分は円筒形なのに対してフタは長方形となります。本体部分からつなげて、幅方向に往復するようなイメージで更に編み進めます。
万年筆を入れてみて、しっかりとフタが閉められるくらいの長さまで編み進めましょう。
ボタンで止めるためにはボタンホールを作る必要があるので、ちょうどよい位置に減らし目という方法でホールを作りました。



減らし目はボタンホールを作るときの一般的な方法なんだって!
ステップ4:ボタンを付けて完成!
最後にボタンをつければ完成です。ボタンは編み進めていく中でつけるのではなく、Yシャツなどにボタンを付けるのと同じ要領で、全体が完成してから後につけます。


(編み物経験者向け)編み図はこんなかんじ
ちなみにですが、作成者の妻さんに「作り方教えて」とお願いしたところこのような絵を書いてくれました。僕には解読不可能ですが、編み物をしている人であればこれで作れる「編み図」だそうです。


まとめ:大切な万年筆を安全に持ち運べるペンケースを作ろう!


・かぎ針編みの万年筆ケースはふわふわ、安心して万年筆を持ち運べる!
・構造はとてもシンプル、底から作り始めて3つのパーツで編み終わり
・編み物経験者であれば1時間程度で作成可能!
ペンケースをDIYするメリットは、自分のお気に入りの万年筆に合ったデザインを考えられるところです。市販のペンケースにも色々な色・形がありますが、DIYすると自分の思い通りのケースが作れます。
編み物とは別の方法で作ったペンケースもいくつかありますので、別記事でまたご紹介したいと思います。



あと、他にもいろんな万年筆で遊ぶ方法をまとめているので、のぞいてみてね!





万年筆で遊ぶ他に、字を習うのもオススメだよ!


コメント