このサイトでは万年筆のデコレーションについていくつも紹介しています。ただどうしても時間がかかるものも多く、
「もっと手軽にペンのデコレーションをしたい!」
「自分で柄を書くのは自信がない、、簡単にデコる方法はないの?」
という方も多いかと思います。

僕も自分で作っていなかったら、そう思います!
そこで今回は、とにかく簡単にデコる方法としてマスキングテープを使ったペンのデコレーション方法をご紹介します。
この記事を読むと分かること
・マスキングテープを使って万年筆をデコったらどうなるか?
・マスキングテープを使って万年筆をデコる方法
・難しかった点、楽しかった点
できあがったペンの外観


まずはデコった万年筆をご紹介します!
全体写真、柄の拡大写真






元のペンがオレンジだったので、黄色のキツネ柄のマスキングテープを使いました。キャップの内側の色ともマッチしていて不自然さはほとんどありません。
元のペン(PILOTのParallel pen)との比較
今回使ったのはカリグラフィーをお手軽に体験できるようにと作られたPilotのParallelペンです。厳密に言うと万年筆ではなく、ペンの先端はカリグラフィーペンのように平型になっています。




今回はペン全体ではなくキャップだけ装飾をしました。元はオレンジとグレーのシンプルな外観でしたが、マステでがらっと印象が変わりました。
ペンのデコレーションをしてみた感想3選


初めて万年筆のデコレーションをした感想・難しかったことなどをまとめました!
作ってみた感想①:柄合わせがちょっと難しい
マスキングテープは幅が数センチなので、ペンの曲面にはっていくとどうしても複数の枚数が必要です。そのためテープが並ぶところは、となり同士のテープの柄をうまく合わせないと綺麗に見えません。


今回使ったマスキングテープは柄があるので、できるだけ柄合わせを頑張りました。上のように一部のキツネは柄が合っていますが、どうしても全てを完全に合わせることは難しいです。



目立つ場所にある柄を優先的に合わせるとよいよ!
作ってみた感想②:お気に入りのマステを使うと楽しい!
マステにはいろんな種類や柄があります。その中で自分が気に入ったものを使ってデコレーションすると、出来上がったペンを使うのが楽しくなります。
マスキングテープ自体はそこまで耐久性はありませんが、下でも説明している通りニスで表面をコーティングすることで繰り返し使ってもあまり劣化しないようになります。いつでも自分のお気に入りのマステを見ながら字を書けます。



キツネさん柄のマステはスリーコインズで買ったよ!
作ってみた感想③:貼る部分の形状によって難易度変わる
キャップや軸の広い部分はテープは貼りやすいのですが、ペンの形状によっては貼ることが難しいところもあります。
特にキャップにクリップがあるとかなり難しいです。クリップ自体かなり細いので作業が細かくなりますし、クリップ先端のキャップと接するところはそのままニスを塗るとくっついてしまうので工夫が必要です。



クリップがないペンの方が作業は簡単だね
万年筆デコレーションの3ステップ


ここからは実際にどのようにしてペンをデコレーションしたのかの手順を紹介します。
準備したもの
今回使ったものはこれらで全てです。ペンはどんな種類でもOKですが、上で説明した通りキャップにクリップがついていないものの方が加工はしやすいです。
ステップ1:マステを貼る
デコレーションをしたい部分にマステを貼っていきます。
シワができないように丁寧に貼っていきましょう。特にボディやキャップの先端部など、曲率が大きいところは注意です。
テープはペンの長さ方向に沿ってはって行った方が枚数少なくてすみます。また複数枚のテープが隣り合うところは、上の感想でも述べたとおり柄合わせをできるだけした方がキレイに仕上がります。



このステップで仕上がりの9割決まるよ!
ステップ2:ニスを塗る
マスキングテープを貼った上にニスを塗っていきます。特別な注意点はありません。ムラがないように薄くきれいに伸ばしましょう。



クリップなど、くっついては困るところには塗らないように!
ステップ3:ニスを乾燥させて完成
乾けば完成です。お疲れ様でした!


まとめ:お手軽にデコレーションしてお気に入りのペンを作ろう!


・マスキングテープを使うとキレイなデコレーションができる
・所要時間は30分程度
・柄合わせはちょっと難しいけど、かなりお手軽にチャレンジできる
これまでに万年筆のデコレーションをいくつかチャレンジしてきましたが、その中でもマステを使った方法は一番簡単にできます。
お気に入りのマステがある方は是非とも試してみて世界に一本のペンを作ってみましょう!



デコった万年筆を使って字を習ってみるのはどうでしょう!





あと、他にもいろんな万年筆で遊ぶ方法をまとめているので、のぞいてみてね!


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