来月に硬筆書写技能検定の3級を受験予定のちゃくまです。
資格勉強を始めるとき、どのテキストや参考書を使えばいいのか悩みますよね。
「いろんなテキストがあって選ぶのに悩む。。」
「過去問とテキストどっちをやればいいの?」
「練習問題はどれくらいついてる?」
硬筆書写技能検定3級のテキストは、公式から出ているもの、そうでないもの、複数あります。特徴や過去問の有無もさまざまです。
この記事では、硬筆書写技能検定3級を受験予定のペン字学習者の方に向けて、実際にテキスト・過去問を手に取って比較・検討した結果をまとめました。
この記事を読むと分かること
・硬筆書写技能検定3級のテキストにはどんなものがある?
・テキストと問題集、全4冊それぞれの特徴
・それぞれにオススメの人
硬筆書写技能検定 公式テキスト | 硬筆書写技能検定3級合格のポイント | 硬筆書写技能検定3級のドリル 書き込み式練習帳 | 硬筆書写技能検定 3級公式過去問題集 | |
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表紙 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
特徴 | 受験の心構えから学習方法まで全て網羅した公式テキスト | 合格のための重要ポイントを具体的に解説したテキスト | 直接書き込みができ、自学自習ができる公式問題集 | 全6回の過去問と模範解答を収録した、公式過去問集 |
価格 | 1,980円(税込) | 1,540円(税込) | 715円(税込) | 1,760円(税込) |
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時は金なり!この記事を参考に、テキスト選びに悩む時間でペン字練習しよう!
【テキスト①】「硬筆書写技能検定 公式テキスト」


タイトル | 硬筆書写技能検定 公式テキスト |
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価格 | 1,980円(税込) |
編者 | 一般財団法人 日本書写技能検定協会 |
評価 | Amazonレビュー数:105個 ★★★★☆(4.0) ※いずれも25年5月12日時点のデータ |
特徴:受験の心構えから学習方法まで全て網羅した公式テキスト
検定の趣旨や実施方法、受験の心構えと手続き方法、各級に合格するための学習方法、問題例と合格答案例・解答を収録しています。
更に関連知識として漢字の書体などの情報もあり、受験のための「すべて」を網羅しています。
購入者の声:受験に必要なことが広く網羅されている点が高評価
X、Amazonレビュー、その他口コミサイトから実際に使った方の声を集めました。



受験には欠かせない本。
ぜんぶの級のことがこの一冊で分かる。



一通りの心得が網羅。
指導者が無く、個人的な受験をお考えの方には良いテキストだと思います。



第一章の「試験の概要」に関してはホームページ上で確認できる。模範解答は先生ではなく受験者のもの。
オススメの人:公式からの正しい情報を元に学習を始めたい、正統派向け!
このテキストの強みは、なんといっても公式から発売されている唯一のテキストという点です。
情報には誤りや推測は含まれておらず、このテキストに基づき学習していけば方向性を誤ることはないという安心感がありますね。
一方で、注意点は以下です。
・全ての級位の内容が詰め込まれており、3級に特化した情報は薄い
・練習の数をこなすには不向き。別途ドリルや過去問を購入する必要あり



試験の細かい情報も、この一冊さえ持っていればサッと確認できるね。
【テキスト②】「硬筆書写技能検定3級合格のポイント」


タイトル | 硬筆書写技能検定3級合格のポイント |
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価格 | 1,540円(税込) |
出版社 | 日本習字普及協会 |
特徴:合格に近づくための重要ポイントを各問ごとに具体的に解説
各設問で合格ラインに達するためには、具体的にどのようなポイントに気を付けるべきかが丁寧に解説されています。
例えば第2問「漢字(楷・行)を大きく書く」では、
- 基本点画を正しくかく
- 筆写の楷書体を理解しておく
- 枠と文字の大きさに注意する(1.3センチ位の枠に入るように)
- 字形の整え方(点画の間は均等に、等)
- 行書を正しく書く
- つけペン、万年筆またはボールペン・サインペンのいずれかを使用する
これらの6つのポイントについて、例を挙げて解説されています。



気を付けるポイントが分かれば、書いた後にそのポイントができていたかを自分でもチェックできるね!
また各問題の終わりに過去問題掲載しています。練習問題と巻末の過去問題と合わせれば、問題集なみの量の模擬練習を積むことができます。
購入者の声:ネガティブなコメントはほぼみつからず、合格したとの声も多い
X、Amazonレビュー、その他口コミサイトから実際に使った方の声を集めました。



書き込めるので、別でノートを用意しなくてもいい。



書名の通り合格のためのポイントをおさえてあるので、
1ヵ月半弱の学習期間で無事合格することが出来ました。
「硬筆書写技能検定3級合格のポイント」についてはAmazonのレビューで☆1などは数件ついてはいるものの、ネガティブなコメントは見つけることはできませんでした。
オススメの人:一冊でインプットからアウトプットまでカバーしたい人向け!
このテキストの強みは、各問ごとの詳しい解説や覚えるべき情報が十分に掲載されていながら、アウトプット用の問題数も多い点です。そのため1冊だけ買ってそれをやりこみたい!という人にはぴったりの一冊です。
公式からの出版ではありませんが、コメントを見ているとネガティブな感想はほとんどなく、内容の質も申し分ないことが伺えます。
一方で、注意点は以下です。
・巻末の過去問は文字が小さいので少々見にくい
・日本書写技能検定協会の公式からの出版ではない
・「令和7年度版」など毎年更新されているので、最新版欲しい人は注意
【問題集①】「硬筆書写技能検定3級のドリル 書き込み式練習帳」


タイトル | 硬筆書写技能検定3級のドリル |
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価格 | 715円(税込) |
編者 | 一般財団法人 日本書写技能検定協会 |
特徴:直接書き込みができ、自学自習ができる公式ドリル


実技問題では試験問題と同じ紙を採用しており、試験を想定して練習できます。また理論問題では400問を越える問題を掲載しています。
購入者の声:試験と同じ出題形式・紙ですぐ練習できる点が高評価
X、Amazonレビュー、その他口コミサイトから実際に使った方の声を集めました。



本番試験と同様の出題や紙を使用されているらしく、初めて受験されるお子様の受験には最適な内容かと思います。



しっかりやり込むと、ちゃんと美しくなれます。
質より、ちゃんと量をこなすことが大事。



ドリルは薄くてペラペラ
ページ数は64ページとめちゃくちゃボリュームがあるわけではありませんが、逆にその方がハードル低く手軽に取り組めてよかった!という声もありました。
オススメの人:本番に向けて手を動して問題を解きたい、アウトプット強化を目指す人向け!
試験本番であわてないためにも、本番と同じ条件で問題を解くという練習は非常に大切です。
こちらのテキストも公式から発売されているため、本番の試験と同じ紙・出願傾向の問題を使って練習ができる点がとてもありがたいですね。
問題は問1~問10のそれぞれについて偏りなく掲載されています。もし苦手な問いがあり「この問をもっと練習したい!」という場合は、このドリルだけでは足りないかもしれません。
もっとたくさん解きたい場合は、下でも紹介している過去問がおすすめです。
この「硬筆書写技能検定3級のドリル」についての注意点は以下です。
・アウトプット重視のドリルなので、インプット目的には不十分。
・実技(問1~問6)の問題掲載数はそれぞれ数問と多くはない。



本番で焦らないためにもしっかりアウトプット練習しておこう!
【問題集②】「改訂版 硬筆書写技能検定 3級公式過去問題集」


タイトル | 改訂版 硬筆書写技能検定 3級公式過去問題集 |
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価格 | 1,760円(税込) |
編者 | 一般財団法人 日本書写技能検定協会 |
特徴:全6回の過去問と模範解答を収録した、公式過去問集
本書には、実際に硬筆書写技能検定3級の直近で出題された問題・解答が収録されています。問題や回答用紙も本番と同じサイズ・配置で書かれています。
ただし回答用紙は第1問~第5問のみで、第6問「掲示」の回答用紙と、第7問~第10問の理論問題のマークシートの回答用紙はついていない点は注意が必要です。
また過去問の他に、第1章で硬筆書写技能検定3級の概要、第2章で硬筆書写技能検定3級への対策が解説されています。
知識が必要な理論問題についても、
- 漢字の部分の名称一覧表(第7問)
- 6級から3級向け筆順例(第8問)
が収録されています。



理論問題の中でも、第7問と第8問は暗記必須の問題だよ!
実際にこれを覚えてから過去問1回分にチャレンジしたところ、問6から問10の理論問題は9割5分以上の正答率でした。理論問題は7割とれれば合格ですので、この過去問に記載されている知識だけで理論問題は十分に合格を狙えます。
購入者の声:ネガティブなコメントはほぼみつからず、実際の形式で書ける点高評価
X、Amazonレビュー、その他口コミサイトから実際に使った方の声を集めました。



検定試験対策として購入! 合格した方曰く、まずはこの過去問から着手するのがいいそうです



過去問題集なので、実際の形式で解答を書いてみることができます。
3級公式過去問題集についてはAmazonでも☆3以下はなく、ネガティブなコメントは見つけることはできませんでした。
オススメの人:本番を想定し、実際の試験問題で練習を繰り返したい人向け!
このテキストの強みはなんといっても、過去に実際に出題された問題を本番と同じ形式で解ける点です。です。
過去問を繰り返し解くことはあらゆる試験において非常に効率よい勉強法と言われていますので、この過去問をしっかりと使い込むことが合格への近道だと思います。
一方で、注意点は以下です。
・第6問~第10問の回答用紙はついていない



ちなみに、、
「過去問6回分は多くてやりきれなそう、、」
「本番用のマークシートも使ってみたい」
このような方には日本書写技能検定協会のホームページから、マークシート付きの1回分の直近の過去問も税込800円で購入可能です。詳しくは下記リンクからご確認ください。
まとめ:自分にあったテキスト・参考書で、インプットとアウトプットの両方をしっかり鍛えよう!
硬筆書写技能検定 公式テキスト | 硬筆書写技能検定3級合格のポイント | 硬筆書写技能検定3級のドリル 書き込み式練習帳 | 硬筆書写技能検定 3級公式過去問題集 | |
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表紙 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
特徴 | 受験の心構えから学習方法まで全て網羅した公式テキスト | 合格のための重要ポイントを具体的に解説したテキスト | 直接書き込みができ、自学自習ができる公式問題集 | 全6回の過去問と模範解答を収録した、公式過去問集 |
価格 | 1,980円(税込) | 1,540円(税込) | 715円(税込) | 1,760円(税込) |
楽天で購入する | 楽天で購入する | ー | 楽天で購入する |
3級合格には十分な学習が必要です。
「テキスト・問題集選びに時間がかかってまだ学習始められてない」
「テキスト買ったけど思ったのと違う、、」
「買いなおさないと」
こうなってしまうとせっかくの貴重な時間が無駄になってしまいます。この記事を参考にして自分にあったテキスト・問題集を選び、効率よく合格を目指しましょう!



3級受験の他に、日々のペン字練習についてもまとめてるよ!こちらのまとめ記事をチェックしてね!


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